からだの固い赤ちゃんが増えてきているそうです。
「この子、一歳過ぎてもなかなか歩かないな・・・」と、どうしても周りのお子さんと比べてしまっていませんか?
親がすこしだけ、手を貸してあげるだけで「寝返り・ハイハイ・ひとり歩き」など、赤ちゃんの好奇心とともに自由に体を動かせるようになるんです。
この方法は、私の住む町の子育て支援センターで保育士の先生が教えてくれました。
周りのお母さんたちからも評判でしたので、私も試してみたいと思います。
生まれてすぐからできる「シェルハブ・メソッド」を、あなたも試してみませんか?
目次
シェルハブ・メソッドとは?
イスラエルのハバ・シェルハブ博士によって考えられた方法、ということで博士のお名前から来ている言葉なんですね。
では、どんな方法なんでしょうか?
「赤ちゃんの動きや感覚を刺激して、
脳の発達を促し、自由に動かせる体を手に入れることができる」
というものです。
ちょっと発達を後押しして、からだを動かしてあげれば、脳が活性化するのです。
自分の思うように動ける体を手に入れれば、あとは好奇心のままに動き、脳も自然と育っていきます。
「子どもは動きを通して学ぶ」ということです。
これは、「遊びは学び」の考えそのもので、子どもが夢中になって遊んでいるときこそ、大事な成長のじかんです。
自身で興味をもって、気づきを得て、学ぶのです。
シェルハブ・メソッドの効果は?
どれも、おかあさんの悩みの種になりうる項目です。
上から3つ目の、「集中力」については、遊びの中で夢中になることで培えますよ。
子どもの集中力を高める、おすすめの木のおもちゃは、こちらの記事でご紹介しています。
あかちゃんに触れ合うように、シェルハブ・メソッドを取り入れてみたいですね。
では、具体的には何をするのでしょうか?
シェルハブ・メソッドの具体的な方法は?
名前は難しそうですが、家庭でも日常的に赤ちゃんにしてあげられます。
感覚が目覚めるように、全身にタッチしてあげるだけです。
赤ちゃんは、自分で自分の体を触れません。
とくに頭のてっぺんなんて、手が短くて絶対届かないですね(可愛い!)
からだの地図をつくろう
赤ちゃんは、自分の体と脳とのつながりが弱い状態です。
自分の体を認識して「からだの地図」をつくることで、動きを促します。
全身をタッチしてあげると、自分の体が、「ここにあるんだ」という感覚をつかめるそうです。
たしかに、触られるとそこに意識が向きますよね。
ぽんぽん、むぎゅう
まず、頭の上からつまさきまで、全身を「そーっと」ぽんぽん、ゆっくり触っていきます。
「ぽんぽん」「ここが足だよ~」っと、声をかけてあげながら、やさしくやさしく。
そのあとで、両手で圧をかけるように、むぎゅうと握ります。
包み込むように、でもしっかり骨まで伝わるイメージで。
手足は指まで
全身のぽんぽんむぎゅうのあとは、手足の指を広げて、1本ずつ触って伸ばします。
足裏、手のひらも、やさしく広げるように触ってあげます。
あかちゃんが手をぎゅーっとぐーにするので、おもちゃなど、ものを持たせてあげると、こうやって持つのか、と学びになります。
横向きにトライ!
赤ちゃんの顔が向いている方向に、背中を支えて体をゆ~っくり横向きにしてあげます。
上になっている足を、前のほうにもっていきます。
そのときに背中にも「ぽんぽんむぎゅう」をしましょう。
だんだん自分でうまくバランスをとることを覚えます。
反対向きも同じです。
シェルハブ・メソッド【5か月頃の寝返り練習に】
さきほど紹介したように、横向きの状態でおもちゃを目線の少し先に置きます。
「さわってみたい!」という赤ちゃんの好奇心が、次の行動をうみます。
上になっている足を前のほうにして重力をうまく利用して安定した動きをつくります。
寝返りができたら、うつぶせの状態で背中に「ぽんぽんむぎゅう」をしましょう。
自分の体の位置を移動させる大仕事で、世界が広がりますよ。
次に、うつぶせのまま、自分でからだを支えられそうな位置に赤ちゃんの腕をもっていきます。
そうして自分で上半身が起こせるコツをつかんでいきます。
シェルハブ・メソッド 【まとめ】
全身タッチの「ぽんぽんむぎゅう」で、からだの地図が少しずつ作られていきます。
ちょっとヒントをあげると、赤ちゃんは自力でやり方を見つける力があります。
服の上からでいいので毎日のように繰り返し、気づいたときにしてあげましょう。
スキンシップにもなり、赤ちゃんの成長がより感じられそうですね。
わたしは、おむつを替えたあとなど、心に余裕があるときにしています。
わが子の成長がますます楽しみになりました。