ここでは木のおもちゃの良さについて、4つの魅力をご紹介していきます。
「木のおもちゃって何がいいの?」とよく聞かれます。
高いイメージだし、何かメンテナンスがいる?
何歳からつかえるの?そもそも、なにかメリットあるの?
と、いろんな疑問が出てきますよね。
じつは、お笑い芸人・俳優・アーティストとして才能全開で、マルチに活躍する片桐仁さんも、お子さんとよく遊んでいるのが、木のおもちゃ(カプラ)なんだそう。
プロ棋士の藤井聡太さんが幼少期に遊んでいたのも、キュボロという木のおもちゃなんです。
では、木のおもちゃの何に魅了されるのでしょうか?
詳しく解説していきますが、今回は、上にあげた木のおもちゃの魅力だけでなく、よく聞かれる悩みについても提案をお伝えしますね。
【もこ】
子どもと遊ぶ時間を楽しくするお手伝いがしたい「おもちゃコンサルタント」。
過疎地に暮らす3児の母。親も子どもも嬉しいおもちゃ、遊び場に興味津々。
目次
木のおもちゃの良さ【4つの魅力】
プラスチックや金属、布などでつくられたおもちゃにも、それぞれに良さはあり、素材による役割も違ってきます。
木のおもちゃの良さは、大きく4つあげられます。
それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう~!
想像力・創造力を育む
木は、複雑な加工がしにくい素材なので、木のおもちゃはシンプルなつくりになっています。
そのシンプルさゆえに、どうやって遊ぶのかと、悩むこともしばしば。
そんな私を横目にスイスイ(?)と遊び方を考え、楽しんでしまうのが子どものすごさ。
遊び方が限定されていないので、成長に応じた遊びをつくることができます。
2歳の頃は、積み上げるだけだったのに、3歳では形ごとに・色ごとに、そろえてグループ分けしながら積み上げているっ!
子どもの成長を感じられる瞬間って、親として嬉しいですね。
木のおもちゃは、ワンシーズンで壊れてしまうおもちゃでは、ありません。
3年・5年・10年、そして次の世代にまで引き継いで使うことが余裕でできます。
量や発展セットを加えていくと、ひとつのおもちゃでずっと楽しめ、子どもの成長が手に取るようにわかるんです。
言い換えれば、お値段が高いイメージのある木のおもちゃですが、長年連れ添えて実はコスパがいいということですね。
感性の豊かさを育む
同じおもちゃでも、それぞれ木目や風合い、色が違います。
さらには木の種類によって、香りや重さ、硬さや質感が異なるため、五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促します。
うちの子は、心地よい香りに敏感で出産祝いに町からプレゼントされたオリジナル積み木で遊びながら「いいにおい~!」とつぶやいてました。
ヒノキの香りがい~っぱい広がった空間を想像してみてください。
心地よくて深呼吸したくなりますよ~。
木は、サンドペーパーでこすると、香りがよみがえるのも魅力!
癒しの時間をつくる
じつは、一緒にあそぶ親にとっても、癒し効果があります。
見た目の可愛さや、奏でる音のきれいさ、木の香りに何度も癒されているのは、この私です。
それを体感として覚えているからか、木のおもちゃとの出会いは、いつも心躍ります。
デザインが可愛いものが多いので、オブジェにもなりますよ。
コミュニケーション・ツールになる
木のおもちゃがもつ、ぬくもりとあたたかみは、森や自然とのつながりを感じさせてくれます。
そして遊んでいるとしぜんに会話が生まれます。
テレビゲームのように、ゲーム機にだけむかっているものとは違います。
たとえば、木のくるまを手にした子どもは、お母さんの肩や背中、腕や足の上を道路にして走ってみせるかもしれません。
そうしたときの、お母さんの反応も遊びの中に組み込まれていますね。
シンプルで自由な発想で遊べるからこそ、人とのやりとりが、楽しみを増やしてくれます。
木のおもちゃを間にすると、不思議と会話が弾むんですよね。
おもちゃの専門家による投票で選ばれた質の高い木のおもちゃは、こちらの記事で紹介しています。
木のおもちゃの良さ【悩みの声もあるよ】
買うのにちょっと勇気がいる値段
値段が高くて、尻込みした経験、わたしもあります。
ものによっては、「た、高い・・・」と絶句しそうになる木のおもちゃも存在しますもんね。
特に外国産のブランドものとか。
最近は、国産のこだわりの高い木のおもちゃも出てきてますが、他のおもちゃと比べてみても、決して安いものではありません。
なぜ、値段が高いのか?
これについては、使ってみて、そして使い倒している方のお話をきいて、やっと納得できるものかも。
木のおもちゃの魅力がわかった今では、ちょっとお高いお値段にも納得しています。
(だいたいは、じーばーにおねだり)
お手入れに少し手間がいる
木のおもちゃには、長く使うためにちょっとしたお手入れが必要になります。
消耗品ではなく、長くつかって愛着のしみついた家具のように。
なるべく、湿度を含まないように管理してあげます。
木のおもちゃのお手入れ方法については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
子育てのなかにある「木のおもちゃ」と私の感じること
はじめての育児で、あれもこれも分からないことばかり、、、
子どもにどう声かけしたらいいのか、しつけってなに?泣いてばかり。。。
とまあストレスフルな子育てしてました。
おまけに知り合いのいない土地でひとり、、、話を聞いほしい夫も仕事で帰りは遅い。
とくに、子どもと遊ぶ時間は苦手でした。
(言ってしまえば、全然楽しくない!ごめん長男)
親が、しぶしぶ遊びに付き合っているのって、子どもは気づいてますよね。
そんなイヤイヤ付き合っていた遊びの時間。
・・・今では私が楽しんでます!
何があったかというと・・・東京おもちゃ美術館での、すてきな木のおもちゃとの出会いでした。
おもちゃなんか、と考える大人でしたが、その日から、おもちゃの持つ可能性に気づいてしまいました。
とくに、木のおもちゃのもつ魅力について。
子どもにとって創造力を培うなど、いいことがたくさんなのは、もちろん。
親が楽しんで遊んでいると、子どもも嬉しいし、たっぷりの愛情を感じると思うんです。
親子一緒にコミュニケーションをとりながら遊ぶことをサポートしてくれる、それが、木のおもちゃの魅力だと感じてます。
木のおもちゃの良さを遊びの中で感じてみよう
今回は、木のおもちゃにまつわる悩みと、魅力を4つのポイントでお伝えしました。
「想像力を育む・感性の豊かさを育む・癒しの時間をつくる・コミュニケーションツールになる」というのが大きな魅力となるものでしたね。
そして、子どもにとってだけでなく、親にとっての楽しい時間・愛情表現の場を応援してくれるのが、木のおもちゃの良さです。
魅力あふれる木のおもちゃで、子どもの心をぐんぐん豊かにしていきましょう。
現在、おもちゃコンサルタントとして地域での遊びイベントを開催する私が選ぶ「国産木のおもちゃ」のおすすめはこちらの記事を参考にしてくださいね。