森のようちえんが無償化対象外になった理由は?

森のようちえん子育て

幼児教育・保育の無償化制度は、多くの子育て世帯にとって喜ばしいものですよね。

しかし、「森のようちえん」が助成対象であるかどうか、ニュースではあまり取り上げられていません。

新制度の背景で、混乱する施設がある現状もみえてきたようです。

森のようちえんは幼保無償化になった理由は?

2019年10月からスタートした幼保無償化制度では、森のようちえんが対象とされていません。

新しい制度の補助対象は・・・

「幼稚園・認可保育所・認定こども園」に通う3~5歳児のいる全世帯と、

0~2歳児のいる住民税非課税世帯、

認可外保育施設については共働きなど保育の必要性のある家庭となります。

施設をもたない」という理由から森のようちえんが対象外に

森のようちえんは、施設をもたない、ということが大きな理由となります。

森や川など自然をフィールドとして自由に活動することがメインとなるので、施設を持たない森のようちえんが多いのです。

無償化制度から漏れてしまったのは、森のようちえんだけではありません。

幼稚園と同じように教育を行いながら、法人格や敷地面積といった問題で幼稚園の基準を満たしていないため、無償化が適用されない施設が全国にあります。

鳥取県では独自に助成スタート

鳥取県では、新制度の認可施設と同じように森のようちえんが助成対象とされるべきだと主張しています。

それは、智頭町の「まるたんぼう」をはじめ、鳥取県では森のようちえんに対する需要がしっかりとあり、県との連携が進んでいることが大きな理由となります。

県では、平成27年に「とっとり森・里山等自然保育認証制度」をつくり、活動時間や人員配置、安全対策など自然保育をする園としての認可基準が満たされているかどうかを把握し、認証しています。

ここで認証を受けた園に対して、国の制度を背景に、鳥取県は独自に事業運営費の助成を始めました。

鳥取県内での格差

しかしながら、鳥取県内でも温度差がみられます。

それは、県と市町村とが半分ずつ負担することで叶う事業助成であるため、市町村の理解が得られないところでは、その分のしわ寄せが保護者の負担として出てしまうのです。

そもそも国は、全国にある森のようちえんの実態について、きちんと把握していたのでしょうか。

鳥取県が独自に無償化に取り組むことになっていますが、自治体によって温度差が生まれてしまうのは、仕方のないことなのでしょうか。

森のようちえんは無償化の対象外【まとめ】

北欧が発祥の森のようちえん。

自然環境を活かすだけでなく、自己尊重や自己決定の過程を大切にするような教育姿勢となっており、森のようちえんで我が子を育てたいという保護者も増えています。

自分で主体的に考えて決める「自己決定の力」は、原体験をとおして培われていきます。

森の中で遊んだり、シンプルな木のおもちゃで創造性を鍛えるといった「木育」の取り組みも大きな注目を集めています。

詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

森のようちえんが幼保無償化の対象になっていないと知って、私は驚くと同時にガッカリしました。

しかしながら、私の住む鳥取県では独自に助成を決断したことには誇らしく思えました。

自然の中でのびのびとした子どもの育ちを叶えたい、と考え立ち上げられる森のようちえん。

そうした小規模な園こそ、国として配慮をして教育の多様性について認めてほしいと感じました。

タイトルとURLをコピーしました